GRANITE Link App User Manual - JAPANESE - 日本語
GRANITE Linkは、Blueshape®GRANITETWOおよびGRANITEMINIのすべてに内蔵された新機能です。
Wi-Fiに接続すれば、遠隔でも送信されたバッテリーデータをリアルタイムで記録できます。さらにアプリを使えば、iOSおよびAndroidのスマートフォンやタブレットからいつでもデータを利用できるようになりました。
このユーザーマニュアルは、本システムで利用可能なすべての機能を、ユーザーが最大限に活用できるようお手伝いします。
クライアントモードで複数のバッテリーに接続されたデバイスの操作
アプリを入手
BLUESHAPE GRANITE LINKアプリはiOSかAndroidで利用可能です。iTuneやGoogle Playより無料でダウンロードできます。
スマートフォンとタブレットの両方で使うことができます。また、複数のデバイスが同じバッテリーに同時に接続してデータを読み取ることができます。
アプリの詳細
アプリのユーザーインターフェイスは、次の4つのエリアにて構成されています:
1 |
ページタイトル: ページタイトルを表示します。バッテリーが選択されている場合はバッテリー名とシリアルIDが表示されます。 |
2 |
メインディスプレイエリア: 圏内のすべてのバッテリーがリストアップされます。 |
3 |
ボタンバー バッテリーが選択されていれば、ページを変えたり、アクションを実行するボタンが利用できます。 |
4 |
メインビュー このボタンからメインビュー(このページ)へ移動できます。 |
5 |
ヘルプ アプリバージョンでヘルプスクリーンを表示します。 |
6 |
アプリの設定 アプリ設定をカスタマイズできます。 |
開始
アプリの使い方を学ぶ:
バッテリーに接続する
Wi-Fi対応の各バッテリーにはモジュールが組み込まれており、デフォルトではオフになっています。
バッテリーのWi-Fiをオンにする方法
GRANITE LINKアプリを使用するには、バッテリーのWi-Fiがオンになっている必要があります:緑のLEDが点灯し点滅を始めるまで、LEDボタンを約6~8秒長押ししてください。Wi-Fiモジュールが起動シーケンスを完了すれば、バッテリーデータを送信するとき一番上のRGB LEDが2秒ごとに点滅し始めます。
例外:起動中にバッテリー電圧が10500mV未満の場合、LEDは5秒間緑赤で点滅してから消えます。これは、低電圧のためにシステムが動作できないことを表しています。モジュールに再度電力を供給する前に、バッテリー電圧がこの値より高くなるまで待ってください。
バッテリーのWi-Fiをオフにする方法
いくつかのやり方があります:
-
LED押しボタンを最低5秒間長押しします。赤いLEDが点灯し、約5秒間点滅シーケンスが続いたのち、システムがオフになります。
-
バッテリーがGRANITE LINKアプリへ数時間以上(ユーザーがアプリで設定したオフタイマーの時間。初期設定は8時間)接続されていない場合、電力節約のためユーザーの介入なしに自動的に接続が解除されます。
-
バッテリー電圧が5分以上10000mVを下回ると、電力節約のためにユーザーの介入なしに接続が解除されます。
システムがオンになると、バッテリーは初期設定では2つのモードで同時に動作します:
注意事項:
-
アプリを実行しているデバイスが、使用したいバッテリーと同じWi-Fiネットワークに接続されていなければいけません。接続されていない場合、アプリはデータを受信しません。
-
Wi-Fi組み込みモジュールのステータスによって、バッテリーパックの動作が変わることはありません。バッテリーのパフォーマンスに影響を与えることなく、必要に応じてオンまたはオフにすることができます。
-
場合によっては、すべて正しく設定されているにもかかわらずアプリが正常にデータを受信していないように見える場合、アプリを強制終了して再起動する必要があります。この場合は、ご使用のオペレーティングシステムの指示に従ってください。
アクセスポイントとしてのバッテリー
初期設定では、バッテリーがアクセスポイントとなっています。モデル名SSIDの後にシリアル番号が続く独自のネットワークを生成します。
バッテリーと通信するため、デバイス(スマートフォン、タブレット、パソコン)は、バッテリーによって生成されたこのネットワークに直接接続する必要があります。最大4台のデバイスを同時に接続でき、それぞれがバッテリーの状態をモニターできます。
バッテリーネットワークに接続するための標準パスワードは「blueshape00」です。
このモードはよりシンプルで「独自の」接続を提供しますが、一方で、バッテリーのモニターを一度に1つのパックに制限します。たとえば、別のバッテリーを監視するには、ユーザーは2つ目のバッテリーによって生成された別のネットワークに毎回手動で接続する必要があります。
より効率的な使用方法に関してはクライアント・モードでのバッテリーの使用方法をお読みください。
クライアントとしてのバッテリー
このネットワークが存在する場合、バッテリーは初期設定にて自動的に「BLUESHAPE Granite Link」と呼ばれるネットワークのクライアントになります。
例えばこのネットワークは、フィールドで便利な接続を提供するソリューション、ポータブルGRANITE Link Wi-Fi ルーターによって生成されます。
より多くのバッテリーが、同時に同じネットワーク上にとどまることができます。またこのモード内で、同じネットワークへ接続された同一デバイス(スマートフォン、タブレット、パソコン)が複数のバッテリーをモニターすることができます。
バッテリーは他の2.4Ghz 802.11 b/g/nネットワークへ接続することができます。そのためには、ユーザーはGRANITE Linkアプリを用いてバッテリーへ指示を送る必要があります。
一度バッテリーが新たなネットワークへ接続されIPを取得すると、そのネットワークが優先ネットワークとなり、パックは起動時に毎回同じ接続を試みます。それができない場合、バッテリーはその他の以前に接続したことのある優先ネットワークへの接続を試みます。
「BLUESHAPE Granite Link」は、最優先ネットワークです。このネットワークがある場合は、バッテリーは自動的にそこへ接続されます。
次の条件でバッテリーはクライアント・モードになります:
-
ポータブルアクセスポイント(GRANITE Link Wi-Fi ルーター)がある場合。
-
第3者のネットワーク(例えばWi-Fi接続付カメラ等の通常のアクセスポイント)があり、バッテリーがこの優先ネットワークへ接続するよう設定された場合。
「異なるネットワークへバッテリーを接続」 を読み、やり方をご確認ください。
バッテリーデータの受信
バッテリーモジュールがオンの場合、バッテリーは自動的にそのネットワークへ接続された任意のクライアントデバイス(AP モードの場合)、また同じネットワークの他のクライアントへデータを送信し続けます。(別のネットワークに接続している場合、つまりクライアント・モードで起動中)
こうして、接続されているすべてのデバイスには同じ情報がアップデートされます。
モードでバッテリーに接続されたデバイスの操作
アプリを実行しているデバイスがバッテリーへ直接接続されている場合(アクセスポイント・モード)、メインスクリーンは下記のようにバッテリーの概要のみを表示します。
1 |
バッテリー ID:アイコン、モデル、独自のシリアル番号 |
2 |
バッテリーにより検知されるWiFiシグナルの強さ |
3 |
充電状況を示すアイコン |
バッテリーアイコンに触れると、アプリはリアルタイムの詳細と一緒にバッテリーポップアップを表示します。
バッテリーの行に触れると、アプリはすべてのリアルタイムのメイン情報と一緒にバッテリー標準画面を表示します。
クライアントモードで複数のバッテリーに接続されたデバイスの操作
アプリを実行しているデバイスが、バッテリー(または複数のバッテリー)が接続されているのと同じネットワークのクライアントである場合(クライアントモード)、以下に示す通り、メイン画面には圏内のすべてのバッテリーの概要情報が表示されます:
バッテリーアイコンのいずれかに触れると、アプリはリアルタイムの詳細と一緒にバッテリーポップアップを表示します。
リストされたバッテリーのいずれかに触れると、アプリはすべてのリアルタイムのメイン情報と一緒にバッテリー標準画面を表示します。
利用可能なバッテリーのリストはお好みに合わせて調整可能です(以下の画像を参照):
-
ハンドルが表示されるまでバッテリーを長押しする。
-
ハンドルに触れ、お好みの位置に移動させることで、必要に応じてリストを調整します。
バッテリーがデータの送信に失敗した場合、また圏外であったり、スイッチがオフになっている場合には、以下に示すように一時的に無効になります。
この状態が続く場合、バッテリーはリストから削除されます。
バッテリー・ポップアップ
バッテリー・ポップアップを使えば、アプリのメイン画面を出ることなく、リアルタイムで重要なバッテリーデータを素早く確認できます。
ポップアップを開く
ポップアップを有効にするには、バッテリーアイコンをタップしてください。
複数のバッテリーが表示されている場合、関連バッテリーの上にポップアップが表示されます。
バッテリーポップアップは下記のデータを表示します:
1 |
バッテリーアイコン |
2 |
バッテリーにより検知されるWiFiシグナルの強さ |
3 |
充電状況を示すアイコン。バッテリー充電時には、プラグアイコンが表示されます。 |
4 |
実際のバッテリーパック電圧 |
5 |
実際の負荷:放電電流(負の場合);ワット単位の実際の電力での充電電流(正の場合) |
6 |
充電状況:0%から100% |
一度ポップアップが表示されたら、閉じるまでリアルタイムで最新の情報を表示し続けます。
ポップアップを閉じる
ポップアップを閉じるには、画面上のポップアップ以外の場所のどこかをタップします。
代わりにポップアップをもう一度タッチすると、アプリはすべてのメインリアルタイム情報を含むバッテリー標準画面を表示します。
バッテリー標準画面
メインのバッテリー画面は、リアルタイムで更新また配信されるいくつもの役立つ情報を表示します。
概要:
1 |
バッテリーモデルとID |
2 |
識別しやすいようにバッテリーの名前変更 |
3 |
バッテリーパラメータはリアルタイムで更新(以下を確認ください);画面のサイズによってはすべて表示されない場合もあります:詳細を確認するにはリストをスクロールしてください。
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4 |
「Find Me 」ボタン:バッテリーを識別できるように、選択したバッテリーの上位5番目のRGB LEDが数秒間赤緑色に点滅します。 |
5 |
詳細画面を表示 |
6 |
レンタルモードの操作 |
7 |
メインビューへ戻る |
8 |
アプリ版でヘルプ画面を表示 |
9 |
バッテリーをロック/ロック解除 |
10 |
バッテリー設定 |
バッテリーパラメーター:
-
パック電圧:バッテリーパック電圧
-
実際の負荷:放電電流(負の場合)。読み取り簡素化のため、ワット単位で実際の電力での充電電流(正の場合)
-
充電状況:0%から100%。容量が10%を下回ると、アイコンが赤になります
-
予測時間:バッテリーが充電中か放電中かにより、空になるかフル充電になるまでの予測時間を表示します。
-
セル温度:選択単位(変更方法を確認)で内部パック温度が表示されます。
-
残量:mAh単位での実際の容量
-
フル充電容量:フル充電時にバッテリーが蓄えることのできるmAh単位の最大容量
-
サイクルカウント:これまでに行ったバッテリー充電/放電サイクル数
-
Wi-Fi信号強度:クライアントアクセスポイントとして接続されたときにバッテリーによって検出されるWi-Fi信号の強度
-
残りのレンタル時間:有効になっている場合、まだ利用可能なレンタル日数また時間を表示。
-
レンタル利用カウンター。有効になっている場合、参考のためレンタルしてからバッテリーが何時間動作したかを表示。
-
レンタル使用残り時間:有効になっている場合、バッテリー使用が可能な日数また時間を表示。
-
モデルと独自のシリアルID:バッテリーのモデルと独自ID。バッテリーの名前を変更する際の参照できます。
バッテリー詳細画面
詳細画面にはバッテリーの検査及びデバック作業に役立つより専門的な情報が表示されます。
概要:
1 |
バッテリーモデルとID |
2 |
バッテリーパラメータはリアルタイムで更新(以下を確認ください);画面のサイズによってはすべて表示されない場合もあります:詳細を確認するにはリストをスクロールしてください。 |
3 |
「Find Me 」ボタン:バッテリーを識別できるように、選択したバッテリーの上位5番目のRGB LEDが数秒間赤緑色に点滅します。 |
4 |
スタンダード画面を表示 |
5 |
ネットワーク設定ページへ入力 |
6 |
レンタルモードの操作 |
7 |
メインビューへ戻る |
8 |
アプリ版でヘルプ画面を表示 |
9 |
バッテリーをロック/ロック解除 |
10 |
バッテリー設定 |
バッテリー詳細パラメーター:
-
単一セル電圧、内部平衡または不平衡の状況を知るための情報を与えます。
-
バッテリーステータス:BMSステータスフラグ
-
パックステータス:BMSステータスフラグ
-
FETステータス:内部保護FETのステータス
-
実際のバッテリーファームウェアバージョン
-
オフタイマー:アプリと接続中に継続的にリセットされます。作動中でない時間をモニターし、時間が切れるとバッテリー電力の節約のため、Wi-Fiモジュールが自動的にオフになります。初期設定では8時間に設定されていますが、カスタマイズすることもできます。
-
バッテリーパスワードが設定されているかどうかを表示します。バッテリーはアプリからパスワードを受信することができ、設定された場合に限りロックしたりロック解除したりできます。
-
制御モードは、バッテリーの機能を制限したうえで動作するように設定されている場合に表示されるキャプションです。
通知
OS制限により、アプリが現在有効な状態で開いている場合にのみ、バッテリーからのデータを受理することができます。
アプリがバックグラウンドで閉じられている場合も、自動通知システムがあり、バッテリーがほとんど空になっていたりフルになっている時にユーザーへ警告します。
バッテリーが切れそうな場合:
バッテリーが放電しているとき、BMSはバッテリーが切れるまでの平均実行時間を報告します。
これは過去1分間の放電電流のローリング平均に基づいて継続的に計算される値で、予想実行時間を正確に見積もっています。
アプリがバックグラウンドで閉じられている場合、この予測値を使用して、予想される放電実行時間が切れる5分前にユーザーに警告します。
この場合、通知が送られユーザーは下記のような警告を受け取ります:
バッテリー満充電の場合
同様にバッテリーが充電中の場合、過去1分間の充電電流のローリング平均に基づいて、BMSは満充電になるまでの予測時間を計算します。
これは、予想される残りの充電時間の見積もり値です。
アプリがバックグラウンドで閉じられている場合、この予測値を使用して、予想される充電時間が過ぎたときにユーザーに警告を与えます。
この場合、通知が送られユーザーは下記のような警告を受け取ります:
カスタム設定
アプリとバッテリーには両方、動作を微調整するためカスタマイズできる設定があります。
何ができるのか見てみましょう:
アプリ設定
メインページの右下にある歯車アイコンをクリックして、アプリの初期設定を変更します。
次のページが表示されます:
1 |
|
2 |
温度単位。標準画面のセル温度を表示する際に使用するお好みの単位を選択してください。
|
デフォルトパスワード
ユーザーはこのボタンをクリックして、デフォルトのデバイスパスワードを設定または変更できます。
デフォルトのデバイスパスワードは、ロック/ロック解除機能でバッテリーを保護する場合など、重要なコマンドを送信するときに使用されます。
ですから最初にデフォルトのデバイスパスワードを決めてから、各バッテリー群に同じパスワードを設定することは非常に大切です。そうするなら簡単にまた効果的に処理を行うことができます。
バッテリーパスワードの設定方法をご確認ください。
デフォルトのデバイスパスワードは必要に応じて変更できますが、その場合、古いパスワードを受け取っている全てのバッテリーを新しいパスワードへ更新する必要があります。
バッテリー設定
アプリからバッテリー設定を細かく調整することができます:
バッテリー名を変更
デフォルトのバッテリー名はバッテリーモデルと独自IDの組み合わせです。下記に示すように、場合によっては複数のバッテリが接続しているため、リストを読み、適切なバッテリーを素早く特定するのが難しくなるかもしれません。
どのバッテリーが目的のバッテリーでしょうか?
この機能を用いて、バッテリー名を変更し識別しやすくすることが可能です。
やり方:
-
標準画面もしくは詳細画面の上部のバナーにある名称変更アイコン1をタップする。
-
ニックネームの入力画面が出たら、新しい名前(最大15文字)を入力し、OKを押してください。バッテリー名がすぐに変更されます。
以下に示すように、バッテリーは全画面で新しいニックネームで認識されるようになります。
上記のように、標準画面の一番下までスクロールしてモデルとシリアルIDを表示すれば、元のバッテリーIDを見ることができます。 (1).
デフォルトのバッテリーIDに戻し、作成したニックネームを削除するには、同じ操作を繰り返し、ネックネームの入力画面で名前を空のままにします。こうすれば、デフォルトのバッテリー名(モデルと独自ID)がバッテリー識別タグとして復元されます。
バッテリーパスワードを設定
初期設定ではバッテリーはパスワードによって保護されていません。
ロック/ロック解除保護を利用するには、バッテリーに個人パスワードを設定する必要があります。
バッテリーは、アプリ設定のデフォルトパスワードと同じパスワードを受信します。バッテリーのいずれかを保護する前に、このパスワードを設定してください。
やり方:
-
はじめにアプリデフォルトパスワードを設定
-
バッテリー標準画面もしくは詳細画面の下のバッテリー設定アイコン1をクリック
-
ボタンリスト付の画面が表示されます。
-
1 をタップして、バッテリーへアプリパスワードを送信
-
バッテリーからのメッセージが送信されます。
下記の通り、パスワードステータスは詳細画面に表示されます。 (1).
バッテリーがすでにパスワード保護されている場合、ユーザーは新しいパスワードを送る前に、古いパスワードを入力する必要があります:
パスワードを紛失した場合は、特別なセキュリティコードを入力することでバッテリーパスワードをリセットできます。必要に応じて、販売元または当社サポートサービスへご連絡ください。
シャットダウンタイマー
バッテリーには自動プレプログラムタイマーが内蔵されており、長時間使用しなかった場合は、バッテリー電力の節約のためWi-Fi送信はオフになります。
初期設定ではシャットダウンタイマーは8時間に設定されています。
バッテリーにデバイスが接続されておらず、その間アプリがバッテリーをブラウズおよびモニターしていない場合、Wi-Fi送信はオフになり、再びオンになるまでバッテリーへ接続できなくなります。
次のステップを踏むことで、初期設定のタイマーを変更できます:
-
バッテリー標準画面もしくは詳細画面の下のバッテリー設定アイコン1をクリック
-
ボタンリスト付の画面が表示されます。
-
シャットダウンタイマーを変更するにはを1をタップします。
-
スクロールホイールをスライドさせて希望時間を分単位で設定し、完了したらOKを押してください。
-
タイマーが変更されます。下記バッテリー詳細画面(1)に結果が表示されます。
追加機能
本アプリで利用可能なその他の独自追加機能を見てみましょう:
異なるバッテリーへバッテリーを接続
初期設定では、バッテリーはアクセスポイントとして、また「BLUESHAPE Granite Link」と呼ばれるデフォルトネットワークのクライアントとして同時に作動します(このネットワークが存在する場合に限る)
しかし、バッテリーへ他の2.4Ghz 802.11 b/g/nネットワークに接続するように指示を与えることもできます。これにはカメラ、圏内のポータブルルーター、またはその他のWi-Fiインフラストラクチャによって生成されたWi-Fiネットワーク等を含みます。
次のステップを踏むことで、バッテリーを異なるネットワークへ接続することができます:
-
詳細画面にて、ネットワークボタンをタップ (1)
-
数秒後、バッテリーは近くの利用可能なネットワークを全て報告します。もしいくつかのネットワークを表示しない場合、「戻る」ボタンを押し、その後「ネットワーク」ボタンを再度タップしてください。
バッテリーが実際に接続されたネットワークはマークが付いて表示されます。
のマークが付いたネットワークは、すでに一度接続したことのある優先ネットワークです。BLUESHAPE Granite Linkが初期設定での優先ネットワークで、常に星印のついた状態でリストに上がります。
優先ネットワークが灰色で表示された場合、圏内で使用できないことを意味します。 -
希望のネットワークをタップ:パスワードの入力が必要です。
-
パスワードを入力し、OKを押します。数秒後にバッテリーは新しいネットワークへ接続されます。
それ以降は、この新しいネットワークがデフォルトネットワークになり、Wi-Fiがオンになるたびにバッテリーはこのネットワークに接続します。もしこのネットワークが見つからない場合、バッテリーは優先リスト内の他のネットワークへの接続を試みます。
注意:
アプリを実行し、バッテリーをコントロールしていたデバイスがバッテリーに直接接続されている場合(アクセスポイントとしてのバッテリー)、ネットワークの変更の影響をすぐに確認できます。デバイスとバッテリーの間の接続がまだ続いているからです。
デバイスとバッテリー両方が変更前に同じネットワークのクライアントとして接続sしていた場合、ネットワークの変更後は接続されなくなります。接続を回復するには、アプリを実行しているデバイスがバッテリーを追跡し、同じネットワークに接続する必要があります。
追加のネットワーク情報を取得し、優先ネットワークリストを管理する方法をご確認ください。
追加のネットワーク情報
ネットワーク画面でネットワークの接続に関する追加情報を入手したり、優先ネットワークのリストを消去することができます。
ネットワーク画面ではバッテリー近くの利用可能なWi-Fiネットワークがすべてリストされ、可能なアクションが提示されます。
1 |
マークはバッテリーが実際に接続されているネットワークを示しています。マークは、そのネットワークが優先ネットワークでもあることを示しています。優先ネットワークは、Wi-Fiがオンになるたびにバッテリーがまず接続しようとするネットワークです。 |
2 |
マークの付いたネットワークはすべて優先リストにあるネットワークです。現在接続されていないものも含みます。 |
3 |
灰色のマークの付いたネットワークはすべて、優先ネットワークであるものの現在は利用可能でないものです。 |
4 |
DHCPボタンからDHCPページを開くことができます。実際のIPアドレスのステータスが表示されます。 |
5 |
クリアボタンは優先ネットワークのリストを消去します。 |
DHCPページ
DHCPページには情報ステータスとIPアドレスに関する情報がリストアップされます。
1 |
アクセスポイントセクション - SSID: アクセスポイントとして起動している時にバッテリーにより作られたWi-Fiネットワーク名前 |
2 |
アクセスポイントセクション – アクティブリース: アクセスポイントとして動いているバッテリーへ接続されているデバイスにリースされているIPアドレスリスト。各IPは、関連MACアドレスとともにリストアップされます。最大4台のデバイスを同時に接続でき、それぞれがバッテリーステータスを監視できます。バッテリー内部DHCPサーバーは192.168.4サブネット内のアドレスをリースします。 |
3 |
接続先 - SSID: バッテリーが実際に接続されているネットワーク名 |
4 |
受信IP: バッテリーが接続しているネットワークのDHCPサーバーから受理するアドレス。 |
優先ネットワークのリストを消去
ご希望に合わせ、優先ネットワークのリストを消去できます。
ボタンをタップして、確認してください。
星印が付いた優先ネットワークは、利用可能なものもそうでないものもマークが外れています。
バッテリーがこれらの一つに接続された場合、下記に示すようにWi-Fiがオフになるまで接続されたままになります。
「BLUESHAPE Granite Link」は常にデフォルト優先ネットワークの一番上にあります。
バッテリーの保護
このアプリの最も重要な特徴は、許可されていない人による使用を防ぐためにバッテリーをロックすることによってバッテリーを保護することができる点です。
バッテリーを「ロックする」という用語は、充電はできるものの、バッテリーが無効になっていて電力を使用できない状態を指します。
ロックとロック解除の操作は簡単に、いつでも必要なときに実行できます。
やり方
-
パスワードが設定されていない場合、バッテリーをロックすることはできません。ロックとロック解除を行うには、バッテリーがパスワード保護されている必要があります。さらに、バッテリーのパスワードはアプリのものと一致している必要があります:ユーザーがロックまたはロック解除をバッテリーへ指示した場合、デフォルトのデバイスパスワードとバッテリー内蔵パスワードは下記の通り比較されます:
- 両パスワードが一致した場合、指示したアクションが実行されます。
- 一致しない場合は、実行されません。
許可されていない人によるアクションを防ぐためにも、アプリデフォルトパスワードとバッテリーパスワードの設定を強く推奨致します。
-
バッテリー標準画面もしくは詳細画面の下にあるロックアイコン1をクリックしてください。
-
現在のステータスを示す大きなスライダーが表示されます。(初期設定ではバッテリーはロックされていません)
-
コントロールをスライドし、ステータスをロック状態へ変えます。バッテリーが指示を実行するとポップアップがでてきます。
-
正しく実行されると、すべての画面にロックアイコンが表示されます: メインビュー(1)、バッテリーポップアップ(2)、標準画面(3)、そして詳細画面
現在のロックまたはロック解除ステータスは、バッテリーの点滅LEDからも確認できます:
-
LEDが緑色に点滅する場合、バッテリーはロック解除されており、(デフォルトモードで)LEDを放電できます。
-
LEDが赤色に点滅する場合、バッテリーはロックされ、放電できません。
Wi-Fiがオフでも、バッテリーのロックステータスは変わりません。
レンタルモード
GRANITE Linkシステムを使用することで、賃貸住宅や一般のバッテリー所有者は、バッテリーのタイマーを事前プログラムできます。そのため、少なくとも1つのタイマーが切れると、バッテリーは充電可能な状態のまま電力の供給を停止します。
タイマーをさらに延長または消去して、バッテリーを通常の動作に戻すことができます。通常タイマーは、当社ウェブサイトから誰でも入手可能な無料ツール、Blueshapeレンタルアプリから作られる特別なアクションコマンドによって管理されます。
次に、レンタルモードについてさらに学びます:
タイマーについての理解を深める
二つのタイマーが利用可能で、その片方か両方を設定できます:
レンタルタイマー:
このタイマーは、バッテリーの使用状況に関係なく、バッテリーが第3者にリースされる特定の日数/時間であるレンタル期間を示しています。
タイマーが設定されるとすぐにバッテリーのカウントが開始され、時間が切れるとバッテリーも停止します。
タイマーが設定されると、標準画面アプリで二つの新しい情報が表示されます:
1 |
残りのレンタル時間 残りのレンタル時間を日数と時間で表示します。バッテリーが使用中(または使用済み)であるか、まだ使用されていないかに関係なく、タイマーの時間は進みます。 このタイマーが時間切れになると、バッテリーの放電が停止します。 上記例では、バッテリーの残り時間は8日と10時間です。 |
2 |
レンタル使用カウンター: これは使用状況の参考として使用できます。レンタル期間中にバッテリーが使用された時間を分単位でカウントします。 使用時間は、バッテリーが電力を供給している時間を表しています。バッテリーがスタンバイ状態または充電中の時間は確認できませんのでご注意ください。 上記例では、バッテリーは2時間30分使用されたことがわかります。 |
レンタル使用タイマー
このタイマーは、事前にプログラムされた稼働時間の総時間を表しています。バッテリーが電力を供給しているときにのみタイマーが進み、スタンバイまたは充電中ではカウントされません:時間が切れると、バッテリーは停止します。
タイマーが設定されると、アプリ標準画面に新しい情報が表示されます:
1 |
残りのレンタル使用時間 利用可能な残り時間を分単位でしまします。 上記例ではバッテリーは合計18時間30分デバイスに電力を供給でき、その後停止します。 |
場合によっては、2つのタイマーの両方を同時に設定できます。この場合、それらは個別にカウントを始め、2つのタイマーのうち最初の1つがゼロになると、バッテリーがロックされます。
例:
バッテリーは8日と10時間使用可能です。もしくは合計18時間30分電力を供給できます。
時間切れタイマー
カウンターのいずれかがゼロに達すると、「EXPIRED(時間切れ)」のキャプションが横に表示されます(下記1をご覧ください)
同時に、タイマーのいずれかが時間切れになると:
-
バッテリーはロックされ、電力の供給を停止します。
-
すべてのメイン画面にロックアイコンが表示されます。
-
点滅LEDの色が赤へ変わります。
意図的にバッテリーが保護された場合と同じことが起きます。
ただし、一度設定されバッテリーに送信されたタイマーは保護されており、Wi-Fiモジュールがオフになっても停止することはできません。バッテリーユーザーが希望するなら、(たとえ遠隔でもアプリを介して)延長することが可能です。
レンタルコマンドを送信
レンタルコマンドは、レンタルタイマーを設定、延長、消去するためにBlueshapeレンタルアプリによって生成される16文字のストリングです
各ストリングは特定のバッテリーのため特別に作成され、目的のバッテリーに送信された後、再使用はできません。
ストリングが生成されたとき、下記手順を踏んでバッテリーへ送られます。
-
バッテリー標準画面または詳細画面下の「Rent」ボタン1をクリックし、レンタル画面へ入ります。
-
簡単に識別できるように入力欄(1)は4つに分かれています。初めの欄から16文字をタイプします:文字は入力エリアに収まるように自動的に調整されます。メッセージかメールでコードを受け取った場合、4つの入力欄のいずれかにコピー&ペーストできます:16文字は欄に収まるよう自動的に調整されます。
-
16文字を入力したら、「Rent」ボタンをタップしてください (2)
-
コードが正しければ、確認メッセージが届きます:
もしコードが間違っていれば、エラーコードが返ってきます。
-
メッセージを確認すれば、タイマーの現在のステータスがすぐに表示されます(3)。
制限モード
制限モードは、ユーザーがデフォルトバッテリー設定を変更できない特別なモードです。
このモードが設定されている場合、詳細画面を下へスクロールダウンすると、そのモードが表示されます(1)
制限モードを有効にすると、以下に示すように、一部のボタンが無効になるか表示されなくなります。
-
標準画面:「名前変更」ボタン、「ロック/ロック解除」ボタン、「バッテリー設定」アイコンは表示されません。
-
詳細画面:「ロック/ロック解除」ボタン、「バッテリー設定」アイコンは表示されません。
-
ネットワーク画面:「バッテリー設定」アイコンは表示されず、「優先リストを消去」は無効になります。
また、ユーザーが利用可能なネットワークのリストをタップして別のネットワークに接続しようとすると、次のメッセージがポップアップ表示されます:
制限モードは初期設定ではオフになっています。(バッテリーは完全な選択リスト付で作動)しかしこのモードは、リース期間終了後にバッテリーに不要な情報が残ることを避けるために、レンタルハウスなどのバッテリーをリースしている企業にとって役立つかもしれません。
制限モードを設定することができるのは、BLUESHAPEサポートサービスだけです。
このモードの使用に興味がある方は販売元か地元のサポートサービスへ連絡してください。
ファームウェアアップデート
今アプリを使って、新しいファームウェアをバッテリーへアップロードすることができます。
その場合、アプリアップデートは関連ストアでダウンロードできます:いつでも通知があった場合はインストールすることをお勧めします。
標準画面と詳細画面のバッテリー設定アイコンに赤いエクスクラメーションマークを表示することで、アプリはアップデートが必要なバッテリーを自動的に識別します
例:
1 |
バッテリーがアップデートを必要とするとき(例:バッテリー内にインストールされたファームウェアがアプリで利用可能なものより古い) |
2 |
アプリは、赤いエクスクラメーションマークでユーザーに通知します。 |
より新しいファームウェアをバッテリーへアップデートする方法:
ファームウェアアップデートが利用可能な場合、バッテリー設定ページに入るとUpload FWという新しいボタンが表示され、括弧内で新しいバージョンを確認できます(下記を参照)
1ボタンをクリックすると、続行確認メッセージが表示されます。コンファームすると、プロセスが始まります。
アップロードは「無線」で行われるので、下記バッテリー環境を確認してください:
-
アップロードを開始するのに少なくとも14000mVの電圧がある
-
Wi-Fiモジュールをオンにしても圏内にとどまる。
アップロードは約1分で終わります。下記スクリーンショットにある通り、データがバッテリーに送信されるにつれ、進捗バーが表示されます。
もし、何らかの理由でアップロードが失敗しても、心配はいりません:途中で失敗したアップロードは無視また破棄され、バッテリーは動き続けることができます。
アップロードが無事に終わると、バッテリーは自動的にWi-Fiモジュールを停止し、データの送信をすぐにやめるため使用できなくなります。
アップロードした新しいファームウェアをバッテリーへインストールするには下記手順に従って下さい:
-
ボタンを長押しします(青いLEDがすぐに出てきます)
-
ボタンを押したまま、一番上の緑のLEDが付き点滅を始めるまで、約8秒間待ってください。
これでアップグレードが完了しました。バッテリーは新しいファームウェアで動作を開始します。
JAPAN STATEMENT
本機器は、電波法に基づく技術基準適合証明等を受けた特定無線デバイスを使用しております。
This equipment contains specified radio equipment that has been certified to the Technical Regulation Conformity Certification under the Radio Law.